暗号の科学/数字・文字・記号が生みだす思考のパズル 熊谷直樹 すばる舎 2007年5月24日 第1刷発行 |
版元「すばる舎」の惹句に「人類最古の暗号から最新の公開鍵暗号まで、暗号の仕組みと技術、解読法まで徹底解説した入門書です。数学が苦手でも大丈夫!?」とあるとおり、数学の苦手な私にも、すらすら読めました。
昔からある暗号ものとの違いは、「最新の公開鍵暗号」まで説明してある点でしょう。著者ご自身の紹介が、表紙の見返しにありました。「音楽の専門出版社で音楽雑誌、オーディオ雑誌、教育雑誌などの編集長を歴任したのち、独立。パソコンの世界に飛び込み、パソコン雑誌の編集長を務めながら、パソコン関連の多くの著書を残す。現在は、ジャンルを問わずさまざまな出版プロデュースに携わり......」だそうです。最後に「大の暗号好き」とも。本書を読んで、なるほどとうなずけました。
素数を用いた公開鍵暗号の説明なんぞ、数学=赤点小僧だったのに難なく納得できました。本当はもっと奥深いのでしょうが。
コメント