古本通/市場・探索・蔵書の魅力/平凡社新書318 樽見博 平凡社 2006年4月10日 初版第1刷発行 |
著者は、1979年日本古書通信社に入社、以後『日本古書通信』の編集に携わってこられたのだそうです。『全国古本屋地図』の編纂にも。この本は、現在も出ていたのですね。
古本屋、古書店に関する本は、このところたくさん出版されています。著者の年齢が、戦前からの方と1980年代以降くらいの若い方と両極化しているような気 がします。この著者である樽見氏は、その中間といったところでしょうか。しかも、若いライターに共通するマニアックな視点でもなく、その職業柄もありオー ソドックスな業界話です。戦前からの古本屋さんが書かれたものと内容的には重なる部分も。エピソードの充実度は、さすがでした。
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