田紳有楽・空気頭/講談社文芸文庫 藤枝静男 講談社 1990年6月10日第1刷発行 1998年2月11日第7刷発行 |
久しぶりに読み返してみました。田紳有楽が出たころの時代、そのころの空気を思い出しています。森敦氏の「意味の変容」が書籍として出版され、そして雑誌「群像」 には小島信夫氏の「別れる理由」が連載中だったころ。どうも、ポスト・モダニズムとして取り上げられたこともあった気がします。今から思うと、おかしな時代だったのかも しれません。
10年前の出版で定価が951円(消費税別)。297ページの文庫本です。高かったのですね。
巻末の執筆陣
・「解説」川西政明
・「作家案内」勝又浩
・「著作目録」高柳克也
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