鍵師/カギ穴からのぞいた人生模様 大谷二三男 東京法経学院出版 1991年10月5日 初版発行 |
目次
プロローグ わたしが鍵師になったわけ
金庫のダイヤルを探る
風呂場のドアが開かない
〝雪隠づめ″悲喜こもごも
身内に隠した捉開け事情
強制執行に駆出され
死体のそばで金庫開け
留置場での錠前直し
精神病院での鍵直し
ヤクザに売った二つの金庫
貞操帯と手錠
黄色い声のギャラリー
半裸女性死体の謎
女子行員「金庫」閉込め騒動
錠と泥棒
錠の歴史と綻開けテクニック
エピローグ 鍵師こそわが人生
大谷二三男(おおたに・ふみお)
1932年埼玉県岡部町に生まれる。東京駿台高等学校卒業。1950年GHQロッカー4クラブに入社,8年間コックとして腕をふるったのち,58年テレビ 朝日美術部に転職,大道具係として鍵と出会う。1967年テレビ朝日退職とともに「鍵師」を宣言,埼玉県上尾市に開業する。1976年上尾警察署長感謝状,77年埼玉県警部長感謝状,78年上尾警察署長表彰状,84年埼玉県知事感謝状,その他埼玉県内警察署長感謝状など受賞多数。1975年,82年には アメリカ防犯研修にも参加し,鍵師としての腕を磨く。現在,埼玉県防犯推進協議会常任講師,埼玉金庫破りの会事務局長,埼玉県「ロックの目」制定委員会会長。
著者略歴に見るとおり、不思議な人生であり、この本もまた不思議な本でした。鍵を扱う職業によって体験したできごとが書かれています。いかにもありそうな、冗談のようなエピソードの羅列です。
コメント