| 真空管１球入魂！ 龍田壱球 マイクロマガジン社 ２００５年１１月１０日 初版発行 |
サブタイトルが「真空管1本でスーパーラジオを完成させた熱烈製作記録」です。熱い！ その熱意に頭が下がります。全編製作記事。それにしても、いいペンネームです。
趣味も多彩なようですが、ｐ５「一球（ひとたま）で 何が出来るか知りたくて 深みにはまりラジオ続々」というのには笑わされました。ちなみに短歌も趣味のひとつだそうです。
おわりに
真空管のラジオやアンプなどの可能性は無限に拡がっています。本書から、たとえ真空管1本であっても、その構造と特性を徹底追求して回路を考え、組み立て手法を工夫することで思わぬ高性能が得られる事を知っていただけたら幸いです。今回のテーマである１球スーパーも、複合管でなく五極管１本のみで実現でき ないか、FMラジオやSSB用通信型受信機はできないか、といった夢は尽きることがありません。そして今も１球の可能性を極める日々は継続中です。すでに実現したものもあり、読者諸兄の応援の声があれば、続編の出版も期待できるかと思います。最後に、本企画を出版して下さったマイクロマガジン社に感謝の意を表して、ひとまず筆を置きます。
龍田壱球
コメント