オランダ歩けば... 林丈二 廣済堂出版 平成12年3月15日 初版 |
蒐集といえば、この方でしょう。旅先で靴底に着いた小石を毎日、小瓶に詰めて分類したとか、ヨーロッパのフェンスの模様を写真で蒐集分類したとか。何よりも、外国も含めてマンホール写真の大家。
今回はオランダの古い(17世紀とか)「ゲーブルストーン」という石の絵看板を見に行った内容です。相変わらずの奇人ぶり。掲載されているカラー写真が、どれも綺麗でした。
ときどき挿入されている、現地から「一木努」氏宛に送った手製の葉書が目を引きます。お二人の交友が偲ばれました。
地震がないというのは驚くべきです。1400年代の建物が残っているのです。このあたりを散策するという点に目をつけた著者に敬服します。相変わらず、 散策だけでなく買い物もしていますね。帰国後、綿密に分類しているのでしょうが、保管スペースはどうなさっているのでしょう。
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