[NO.273] 本棚が見たい!3

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本棚が見たい!3
川本武・甲斐武佳・野辺律子
ダイヤモンド社
1998年2月13日 初版発行
1998年3月25日 2版発行

本棚が見たい!3 PART1
橋本治の本棚
唐十郎の本棚
清水義範の本棚
櫻井よしこの本棚
C・Wニコルの本棚
有田芳生の本棚
勝目梓の本棚
市川崑の本棚

本棚が見たい!2 PART2
大森一樹の本棚
森本哲郎の本棚
生島治郎の本棚
江波戸哲夫の本棚
唐沢俊一の本棚
高橋章子の本棚
中村彰彦の本棚
邱永漢の本棚

本棚が見たい!3 PART3
大槻ケンヂの本棚
山本益博の本棚
林家木久蔵の本棚
鈴木邦男の本棚
金子郁容の本棚
阿井景子の本棚
田村隆一の本棚
オバタカズユキの本棚

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橋本治の本棚 についてのページが秀逸でした。インタビューがおもしろい。興味深いのですが、おもしろくて仕方がありませんでした。

大学に入ってから買ったのだという春陽堂版『大南北全集』全17巻がすごい。当時の古書価格で68000円。この鶴屋南北全集は三一書房版ではなく、木版画を張り込んだ口絵など凝った本造の春陽堂版の方に魅了されたのだとのこと。

春陽堂『日本戯曲全集』は、全50巻のうち、第一期配本の32巻は古本屋をまわって、なんとバラで買いそろえたのだといいます。足でそろえるというのは、かつての古本好きにとって、何よりもおおきな自慢でしたよ。なにしろネットなんて、影も形もなかった当時、基本的には、コツコツ一軒ずつ古書店を回るしか、手に入れる手段はありませんでしたから。古書通信なんて、学生の身分では、お呼びでなかったですしね。箱入りと箱なしが混在しているところが、すごく輝いている!

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