[NO.272] 本棚が見たい!2

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本棚が見たい!2
川本武
ダイヤモンド社
1996年10月18日初版発行


本棚が見たい!2 PART1
猪瀬直樹の本棚
野口悠紀雄の本棚
横尾忠別の本棚
高橋義夫の本棚
上野千鶴子の本棚
山根一眞の本棚
赤瀬川隼の本棚
景山民夫の本棚

本棚が見たい!2 PART2
胡桃沢耕史の本棚
田中小実昌の本棚
三枝成彰の本棚
安西水丸の本棚
泉麻人の本棚
井家上隆幸の本棚
志茂田景樹の本棚
豊田有恒の本棚

本棚が見たい!2 PART3
松岡正剛の本棚
岡留安別の本棚
水野晴郎の本棚
森詠の本棚
板坂元の本棚
國弘正雄の本棚
山本七平の本棚
高野孟の本棚

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 ◆ ◆

「物書き」のいた時代

本書の書き手である川本武さんは、作家胡桃沢耕史への訪問で、「物書き」なる言い方をします。

P.69
本好きが高じて物書きを志した人は珍しくないが、

今ならさしずめ「ライター」でしょう。でも物書きとライターじゃ、その意味するところが違いすぎないか。

なんてことを考えながらページをめくります。

著者の川本武さんは、自分のことを本書では「リポーター」と称していました。

ちなみに川本さんは1938年、フィリピン・マニラのお生まれ。作家胡桃沢耕史さんが1925年です。

雑誌「ダイヤモンド・エグゼクティブ」に、胡桃沢さんの記事が掲載されたのが1993年6月号。その翌年、胡桃沢耕史こと清水正二郎さんは68歳で亡くなりました。胡桃沢さんにかぎらず、次に訪問した田中小実昌さんといい、なによりもご本人が面白い。

PART1、PART2からだと井家上隆幸さんの本棚が、もっとも「おやっ!」でした。PART3は「おやっ!」率が高かったような。まず最初が松岡正剛さんですから。