本棚が見たい! 川本武 ダイヤモンド社 1996年6月27日初版発行 1996年10月30日7版発行 |
まえがき
著名人の本棚を拝見し、その人となりの読書論・読書法・本の整理法について伺う――単純にして明快なコンセプトのもとに『エグゼクティブ』誌の連載企画《本棚探検隊が行く》がスタートしたのは一九九〇年八月号、ひょんな巡りあわせから、そのリポーター役を仰せつかりました。
「ひょんな巡りあわせ云々」という川本武さんの経歴が、またいかにもダイヤモンド社の雑誌のリポーターでした。
奥付のプロフィールから
著・川本武(かわもとたけし)
出版プロデューサー&ライター。1938年、フィリピン・マニラ市生まれ。出版社勤務、国会議員秘書を経て、1978年からフリーランスの出版プロデューサーに。主として時間管理、情報管理、自己啓発の分野で企画・執筆・講演活動を続けている。(以下略)
目次
本棚が見たい! PART1
筒井康隆の本棚
内藤陳の本棚
山田風太郎の本棚
荒俣宏の本棚
高村薫の本棚
村松友硯の本棚
吉村昭の本棚
高橋克彦の本棚
本棚が見たい! PART2
畑正憲の本棚
和田勉の本棚
阿刀田高の本棚
ジェームス三木の本棚
安部譲二の本棚
山田太一の本棚
細川護煕の本棚
上之郷利昭の本棚
本棚が見たい! PART3
竹中労の本棚
日下公人の本棚
吉村作治の本棚
市川森一の本棚
夏日房之介の本棚
紀田順一郎の本棚
堀田力の本棚
秋元康の本棚
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まえがき から
ついでながら話を広げますと、"本の本"には読書論や読書法、読書エッセイのほか、書斎に関するエッセイに分類されるジャンルがあって、たとえば『書斎』(講談社現代新書)、『書斎の王様』(岩波新書)、『私の書斎』(全三巻・地産出版)、『書斎』(日本の名随筆/別冊6・作品社)、『私の「本」整理術』(リテレール・ブックス)......もっとも、わが貧しき本棚に並ぶ(以下略)
なつかしい書名が飛び出してきました。『私の書斎』(全三巻・地産出版)は、その後第4巻が出ましたが、第1巻と第2巻を所持していました。その後、蔵書処分をした折り、これらの2冊も廃棄したのです。ところが、その後、後悔とともに何度も思い返していた記憶があります。今回、この表紙(の色)を見て、それらのことが一気によみがえってきました。
Ⅰ
向坂逸郎、茅誠司、樋口清之、糸川英夫、河盛好蔵、南條範夫、矢野健太郎、田宮虎彦、尾崎秀樹、山本薩夫、宮城音弥、荒正人、植草甚一
Ⅱ
桑原武夫、桶谷繁雄、羽仁五郎、円地文子、梅原猛、宇野信夫、池田弥三郎、加藤唐九郎、楠本憲吉、金達寿、田辺茂一、佐藤愛子、新藤兼人、臼井吉見、会田雄次
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