| 日本仰天起源 荒俣宏 集英社文庫 １９９４年９月２５日 第１刷 １９９５年６月１４日 第３刷 |
荒俣節を堪能するしかありませんね。博学ぶりが推して知るべし。
目次
第一部 日本の根っこを探る
宗教社会からみた「長靴をはいた天皇」
墓はお寺、結婚は神社――「生きのびる江戸っ子の根っこ」
釣りと玉川
あの世の遊園地へ――立山地獄めぐりと女人往生
厠、便所、トイレの起源とは
石庭
漢字漫遊
現代長崎博物遊学――魚譜・花鳥画・人物図
南方熊楠――紫の粘菌譜
第二部 魔の日本
空海はほんとうに弘法大師か
天狗と軍法
八犬伝の妖と怪――前世と現世の構造
体毛描かぬ力士像のナゾ
妖怪
地震
東京のブラックホール
内なる的と外部の鬼――近代日本と秘密結社活動
ルーズベルト、チャーチル呪殺計画
風水から家相へ――日本の地相占術
世界を読み解く「占い」と「まじない」 対談――小松和彦
魔界――中国――古浄瑠璃、そして王権。『帝都物語』を迷走するために
第三部 ぼくの愛し憎む東京
東京の遠い記憶
東上線初乗りのころ
アパートの少年
華族の少年
住んでみたい町、人形町
世田谷のボロ市で見つけたもの
古新聞をひろげて物語を読んだこと――『東亰異聞』の異聞
遷都論の「勘違い」
ぼくの東京論
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