[NO.266] 江戸の意気/SA読本 Vol.4

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江戸の意気/SA読本 Vol.4
編著者 田中優子
企画 資生堂
株式会社求龍堂
発行日 2003年10月29日


目次
序の章 「江戸の意気は老いに効くか?」
恋の章 「生きること恋ふること」(松岡正剛(エディトリアル・ディレクター)×田中優子)
唄の章 「三味線で聴くいくつもの人生」(西松布咏(邦楽家)×田中優子)
伝の章 「後に残す、ということ―日本芸能をめぐって」(西橋健(人形遣い)×田中優子)
名の章 「きたやまおさむ・キタヤマオサム・北山修という生きかたの江戸的解釈―歌と浮世絵と精神医学」(きたやまおさむ(エッセイスト)×田中優子)
声の章 「ジョンとユーコの『声に出して読む日本語』」(ジョン・ソルト(詩人)×田中優子)
夢の章 「篠田正浩―映画作りの現場から」(篠田正浩(映画監督)×田中優子)

SA読本刊行の言葉
 二〇一五年、この国に生きる人間の四人にひとりは「六十五歳以上」という社会になるだろうといわれています。
 日本は歴史上古今東西に例を見ない速度で世界一の長寿国になったわけですが、高齢化「問題」という言葉に象徴されるように、わたしたちはあまりにも高齢 社会のネガティブな側面、深刻な側面にのみ目がいっているのではないでしょうか。「人生のしあげ期」をどう過ごすか、という自分自身の課題や、高齢社会が もたらす可能性を、もっと広い視野で、驚きをもって見聞し、豊かに考えをめぐらすことが大切ではないでしょうか。

 資生堂は一九八九年以来、「サクセスフルエイジング」という言葉に集約したエイジング応援歌を、さまざまな形でお伝えしてきました。その蓄積を重ねるな かで、サクセスフルエイジングというテーマについて、知識を集め頭で考えるだけでは不十分だと考えるようになり、二〇〇一年三月より受講者との交流にポイ ントを置いたマンスリーの 「資生堂サクセスフルエイジング講座」を開講しました。そこでの交流の記録を中心にし、このたび新しい叢書を発刊することにな りました。本叢書が、あなたのサクセスフルエイジングをデザインされるご参考になれば、と願っております。
   二〇〇一年十二月
         株式会社資生堂名誉会長  福原義春


 まだまだ、知らないことが多いものです。世界は広い。

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