日乘:Note to Self

建築探偵日記 藤森照信 王国社 １９９３年７月２０日　初版発行 １９９３年１０月２０日　第２刷

　下記、「看板建築」と時期的に重複する部分もありました。こちらは再読。重複する部分とは、江戸東京たてもの園に、移築を進めている、というところです。

　森まゆみ氏と藤森氏の対談で（どの本だったか失念）、移築の話題で盛り上がっていたことを思い出しました。森氏が小学校の頃、通学路だったところにあった店屋が、明治初期からの建物で、何代にも渡っており、店の種類がかわっていた、ということに驚いたものです。商う商品がまるで違うのです。今でいうところの居抜きってやつでしょうか。

　この本では、都内２６の建物を訪問した記録。これらは、他の藤森氏の本でも取り上げられているものが多かったようです。写真は少ないのが残念。今、残っているのは幾つあるのでしょうか。