うっかりしていると、気がついたときは既に上映が終わっていたなんてことが、これまでにもよくあったので、めずらしくも封切りからわずか5日で映画館へ直行。
悪くはなかったです。
上映時間は156分(2時間36分)だそうですが、そんなに長いとは感じませんでした。
途中、何度か小声に出して笑ってしまったところも。
全体をとおして、がちゃがちゃした印象。
主人公の描かれ方ががさつ。
いったいどうして「友情」を作品のテーマとして、それを前面に押し出す必要があったのか。友情は(たくさんあるなかでの)あくまで、ひとつの側面でいいじゃないか。くすっと笑うだけでいいのかと。正当派のSFなんだから。やりすぎるとファンタジーになっちゃいます。
映像と音のイメージで、長い原作の説明をしようとしている?
展開がはやくて、途中でついていくのがしんどかったのは、こちらの老化が原因でしょうか。
事前の知識がなくて、いきなりの人は、いったどこまでストーリーを理解できたでしょうか。
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原作を読んだのは2022年のことでした。すっかり記憶から抜け落ちています。いえ、読んだということは、さすがに覚えています。
なんの臆面もなく異星人を描写してしまう大胆さにはびっくりしましたから。
まるでスティーブン・キングばりのエンタテインメントだなと思ったものです。
けれども、翻訳のデコボコのあれやこれやがあったことなど、すっかり忘れていました。
当然のことながら、あらすじの細かなところは、まったく忘却の彼方です。それでも、映画の画面で描かれる「あれやこれや」は、「あ、そうか!」とか「もしかすると、そういえば、こんな展開の前振りのことを意味しているのか?」という具合で、思い当たる節々がなきにしもあらず、でした。
まあ、そんなこと、どうでもいいだろう? と言われれば、そうなんですが。
ビートルズの『Two of Us』が大音量で流れ出したときには大盛り上がり。
宇宙空間に送り出される4つのカプセルに彼らの名前がそれぞれ付けられていて......、なんてことは、その直前の場面で矢継ぎ早に見せられたときには、まったく思い出すこともなくて、ポールが弾く『Two of Us』のイントロのフレーズが鳴りはじめ、リンゴのバスドラがどすどす響いてきたあたりでやっと、(老齢で萎縮したであろう脳内に)原作の冒頭、掲げられていた4人への献辞云々が、霞の向こう側から、うっすらと垣間見えたのでした。
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見終わって、「あー楽しかった」156分(2時間36分)でした。
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