読書アンケート 2024/識者が選んだ、この一年の本 みすず書房編 みすず書房 2025年02月17日 第1刷発行 180頁 |
ショッピングモール内の書店で、これでもかといわんばかりのビジネス書と自己啓発書に辟易しているとき、ふと目にとまりました
出版社サイトの紹介記事から リンク、こちら
恒例の『読書アンケート』をお届けいたします。
小社の雑誌『みすず』では、毎年最初の号に「読書アンケート特集」を掲載してまいりました。これは各界の読書人の方々に、新刊・既刊を問わず、前年にお読みになった本のなかから特に印象深いものをご紹介いただく企画で、「1年間の読書計画に役立つ」とご好評をいただいてきました。雑誌『みすず』は休刊いたしましたが、「読書アンケートは続けてほしい」というご要望を多数いただいたため、昨年より書籍として刊行しております。
「1年間の読書計画に役立つ」というのは、うなずけます。そういえば、かつて雑誌『みすず』の毎年最初の号に「読書アンケート特集」があったことをうっすら思い出しました。
さらに、サイト好書好日に御厨貴さんが朝日新聞に掲載された書評が載っていました。これがなんとも、そのとおりでして。リンク、こちら
「読書アンケート2024」 [編]みすず書房 本は異なもの味なもの。『読書アンケート2024』という素っ気ないタイトルで見開き上下2段にびっしりと本にまつわる文章が並ぶ。やめとくかと、とっさに思う。でもパラ見しちゃうともうダメ。何だかわからぬ読書の世界に巻き込まれる。一人ひとりの書評に定型がない。昨年の刊行本を中心に5冊メドくらいの指標はあるのだろうが、ほぼみな勝手に書き散らかしている。 |
やめとくかと、とっさに思う。でもパラ見しちゃうともうダメ。何だかわからぬ読書の世界に巻き込まれる。
型を可能な限り崩し、一冊ほれ込んだ本に血道をあげ、あとは1、2行なんていうのが読ませる。庭を造る海外の営みの本の感想に、思わず知らず戦前の林達夫の名が出ちゃうと、おーっと感動せずにはいられない。理工系専門の識者が人文系の本をこんなに構造的に読むのかと驚いたり、同じ著者の本ばかり挙げる粋人がいたり。
おお、自分だけではなかったんだ!
そうだそうだと、うなずくばかり。
ところで、ランダムに配列された152人分の、それも定型のない、その分魅力的な書評は、紙の本だと検索できません。これが残念でならない。
もしかすると、電子書籍版だと検索できるのか?
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ところで、昔からこのロゴだったっけ?
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