「江戸川乱歩の美女シリーズ」瓦版~文豪の足跡をたどる~追跡シーン江戸川乱歩と国際子ども図書館

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BS松竹東急 「「江戸川乱歩の美女シリーズ」瓦版~文豪の足跡をたどる~」
2024/03/27(水)
22:13:00 00:06:00 BS松竹東急
江戸川乱歩生誕130年を記念して「江戸川乱歩の美女シリーズ」を放送!
当番組では美女シリーズの見どころをたっぷりご紹介後、江戸川乱歩の足跡をたどります。

この番組の第2回「江戸川乱歩と国際子ども図書館」で、面白い場面がありました。

「館内には、百年前の様式があらゆるところに残っています」というナレーションとともに、過去の写真の場面と同じ場所を同じアングルで紹介します。見ていて、まるで過去へとタイムスリップするかのような感覚になりました。

明智小五郎役の俳優さんの目の前にある大きな柱が、100年前の写真に写っているのと同じなのです。構図が同じ画面をもってきたところが上手い。

書生さん風の若者がずらっと並んで勉強している様子は、前にも見たことがありました。奥に座って監視しているように見える係員の姿は印象に残っていました。まったく同じアングルで現代と比較させ(それも俳優さんを立たせ)たアイディアは、秀逸です。

この部屋にも入ったことがあるのに、こんなことは意識したこともありませんでした。

2つの画面を見比べると、机と書架のレイアウトこそ違いますが、柱と窓、奥のドアとその上の柱時計は同じに見えます。

はるか昔、この同じ場所で、子どものころの田山花袋や(まだ江戸川乱歩になる前の)平井太郎が勉強したことを想うとなんともはや。

古い建物の外観が同じことはあっても、室内が同じというのは、なかなか珍しいことではないでしょうか。