HDD セクタ破損について

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 去年あたりから、TV録画のためだけに使っているHDDが破損することが続いた。裸族のお立ち台 を2種類使い、録画内容に応じて整理していて、気がつくとセクターの破損が出ていたのだ。

 CrystalDiskInfo を使うと、代替処理保留中のセクタ数代替処理済みのセクタ数回復不可能セクタ数 に黄色表示が出て、警告となった。たんに警告が出ただけでなく、読み込めなくなったファイルも出現した。この読み込めなくなったファイルは、当然のことながら他のHDDへコピーもできないので、あきらめるしかない。

 電源投入回数 や 使用時間 は、きわめて少ないのにもかかわらず、これはどうしたことか、と途方に暮れた次第。思うに、録画番組をカテゴリーで整理するため、別のHDD間をファイル移動するときに乱暴に扱ったことが原因だったのではないか、と反省。

 ファイラーやコピーツールもいくつか試してみたものの、そうした操作自体を減らすことが何よりもの対策ではないか、いや、そもそも録画自体を減らすことが、一番いいのだ、という結論に達した。(笑)

 ◆ ◆

 で、今回、いくつかたまったセクタエラーのHDDをなんとかできないものか、とあれこれしてみた。

 Win10 では、以前にできていた ドライブのエラーチェック をかけても、

このドライブをスキャンする必要はありません

このドライブではエラーが検出されませんでした。必要におうじてスキャンできます。

と、出て、その後、

→ ドライブのスキャン

をかけても、駄目だった。

 古典的な chkdsk をコマンドプロンプトからも実行したけれど、うまくいかず。

 仕方がないので、セクタ不良を修復できるフリーソフトをいくつか探した。結論として、セクタエラー自体は修復できるわけはなく、エラーの出たところを使えなくすることを実行するという。当たり前ではあるが。

 で、その幾つかのソフトを使ってみた。

1)FromHDDtoSSD
なんだか、今回の目的には使えなかった。
エラーチャックが主な使い方かな。

2)HDDメーカー謹製ソフト
WD製のHDDに、Data Lifeguard Diagnostic を使ってみた。下記 HDAT2 でも駄目だった 回復不可能セクタ数 がクリアできた。しかも、このソフトはUSB接続の 裸族のお立ち台 でも使えた。ただ、時間はかかった。

3)HDAT2
これが今回の目的には一番的確だったもよう。
ただし、保留中 はまだしも、処理済み だと、膨大な時間を要する。HDDの容量次第だけれど、下手すると数日単位の時間を要する。

 作業をしてみて驚いたのは、うまくいくと、CrystalDiskInfo を使っても、まったくエラーを表示しなくなる。参考にさせてもらったサイトに、中古HDDを販売している中には、こうした作業をしたものも混じっているかもしれない、とあったが、まったくそのとおりだろう。

 もちろん、今回の作業でエラーを解消できたからといって、重要なデータを保存する目的には使えないことには変わりない。これからいつ、また他のセクタが駄目になるのか、危ないのだから。