大森「いあい医院」→日本近代文学館→秋葉

　ヘバーデンの薬はまだなくなってはいないけれど、前回、間に合わなくなってしまったので、早めに通院することに。寒くなって両指まで痛みが出てきた。おまけに腰痛から、しびれまで。診察券が見つからず、新規作成。無料だった。薬はいつもと同じ。痛ければセルコックスを様子見ながらとのこと。こちらはずっと飲んでいなかったので、まだ１ヶ月分ある。

　初めて大森の病院から馬込の地下鉄駅まで歩く。こちらの方がＪＲ大森駅よりも近かった。五反田駅乗り換え、ＪＲで渋谷駅。井の頭線で駒場東大前駅下車。４０年ぶりくらい。道を忘れていて、スマホで地図を確認しながら到着。

　目的は文豪ランチ。ちょうど昼時で混んでいた。建物内は相席になってしまうというので、外の席にする。メニューを見ながら迷って、結局、宇野千代さんのそぼろカレーにした。セットメニューなので飲み物が選べ、コーヒーだけでも数種類あった。「お勧めは芥川か鴎外です」と店員さんに言われたけれど、「敦」というのがあったので、「ファンなのです！」と言いながら、それにした（笑）。

　BUNDAN COFFEE & BEERなる個人営業の店とのこと。メニューがサイトにあった。リンクはこちら。

　展示は、没後十年小川国夫展。留学中に地中海をオートバイで回ったという話が有名だったのだが、ローマの休日で有名なベスパというスクーターだったことを知る。

　近代文学館の隣にある旧前田侯爵邸洋館へ。それこそ40年前に来たときの記憶は、大きな暖炉のある洋間くらい。数グループに分かれてガイドの方が説明していた。参加を勧められたが、かなり丁寧に説明していて、このあとはＧＯ秋葉なので入らなかった。駆け足で見る。面白かったのは、ダイニングに飾ってあった洋食器類。もちろん全部が本物。卵用スプーンからナイフやフォークも食材の種類別に分けられている。それらがセットになっている。銀食器も見事。お茶やコーヒーをいれるポットとそれらを乗せるお盆（それらが銀器）の大きなことといったら。綺麗な彫りが施されたお盆の持つところが、また大きいのだ。白手袋をした使用人が背筋を伸ばして運ぶ様子が目に浮かぶ。

　室内の写真撮影はＯＫだったのに、撮る間もなく退散。残念だった。