アコースティックギター(マーチン)のフレットが思わしくなく、神田小川町にあるカワセ楽器まで行ってきた。
このところ2弦の4フレットあたりから7フレットくらいにかけて、シタールみたいな音になっていた。いわゆるビビりがでる状態。弾いていて気持ちが悪い。
これまでにも他のギターでメンテナンスをしてもらっていたカワセ楽器へ持ち込む。11時ころに到着。見てもらうと、すぐに不具合を指摘される。見ればわかるとのこと。なるほど。原因は使っているうちに、指の油が指板に付くためだとのこと。これまで、自分では指も含めて手からの油は少ない方だと思っていたので、やや意外。ちょっと弾いただけでも弦が錆びるという友人もいて、驚いたこともあった。この他にもサドルの2弦に小さなへこみがある旨も伝える。
午後、3時に渡せるので預かるとのこと。見積もりはフレットの浮きを調整ということで、税抜きで1200円。弦を新たに交換するので、換えを持ってきているか聞かれた。あいにく無いと答えると、店頭にあるものでどうかと言われた。
指が関節炎なので、コンパウンドがいいのだが、愛用のマーチン製はなく、カワセ純正の弦にした。これが550円とのこと。それで了承する。以前にメンテナンスをしてもらったときには、張った弦をそのまま戻してもらったことを伝えると、今回のフレット調整では、弦をペグから外してしまうので、戻せないとのこと。次からは、新しい弦を持って行くことを忘れずにしよう!
昼食を食べ、神保町から白山通りをぶらぶら。三省堂の古書売り場を見る。新刊では文学書棚があまりにも品数の少ないことに驚く。東京堂からすずらん通りを経て白山通りへ。古書店の数がさらに減っていた。
CAFE Rijn/カフェ ラインへ行くも、ちょうど昼時とあって混んでいたので、いつものランチ屋へ。猿楽町からお茶の水へ戻り、他店よりも安い下倉楽器で弦を買う。Martin アコースティックギター弦 SP FLEXIBLE CORE (Silk&Phosphor) MFX-130 Custom .011-.047
ギタープラネットで試奏。Blue-Gへも寄る。平日の午後とあって、がらがら。店員さんとしばらく話をしていると、3時になる。
カワセ楽器へ戻ると、調整が終わっていた。相変わらず、ピカピカになっていた。フレットの浮きを直し、すりあわせもしたという。ブリッジもへこみがあったので、直したとのこと。料金は見積もりどおりで、フレット調整の税抜き12000円+弦代金550円でいいとのこと。税込みで合計13554円也。良心的。
指板をきれいにすると、フレットの浮きも押さえられるという。オイルを塗って、汚れをとるだけでいいとのこと。以前にカワセ楽器で購入したオイルは、どこかにしまい込んであったはず。古くなっても十分使えます、とのこと。
会計の時、カウンター内に愛用しているダンロップのビクターカポを見つける。ついでに、自分の持ち込んだ同品のゴム部分が古くなってしまったので、ゴム部分だけを交換できないか、聞いてみた。すると、可能だという。店のどこかに換え用のゴムがあったはずだが、今、すぐには見つからないので、今度、探しておくと言われた。なんども親切この上ない。店頭の新品を売らずに、ゴムだけ探してくれて、交換するとのこと。感動してしまった。
あらためて、修理のお礼を伝えると、なんとも嬉しそう。いい店だった。思わず、1970年代に、 K.Yairiのブリッジ付け替えを1万円でしてもらったこと。以来、数台のメンテナンスを頼んだが、料金もほとんど変わらない上、丁寧に対応してもらってありがたかったことを伝えた。
夕方から雨との予報なので、そのまま帰宅する。
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