「たま」の本 竹中労 小学館 1990年12月10日 第1版第1刷発行 |
てっきり再読かと思いきや、初だった。古書展で何度か目にしたものの、購入していなかった。
竹中労が死を前に、最後の芸能ルポ対象に選んだのが「たま」だった。つまり、竹中労さんにとっての遺作となる。どうして、これが遺作なんだ? がんの治療を続けながら取材のため、コンサートツアーに同行している、という話を知ったときから、おかしな気分を味わった。竹中労にとって、はたして嵐勘十郎や美空ひばりと通じるところがあるのか、「たま」に?
最後まで、どうして人生の最後に選んだ相手が「たま」だったのかは分からじ仕舞いだった。ビートルズと比較する相手が「たま」なのか?
知久さん(と知久さんから柳原さんが借りたという)愛用ギターの紹介がよかった。どれも鈴木バイオリン製。
■スリーS・TN005とTN008
柳原さん使用が NY350
どれもいいな。小型で。
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その後、2冊ばかり竹中労関連を読む。河出ブックスの表紙にある写真がいい。
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