森繁さんの長い影/本音を申せば 小林信彦 文藝春秋 2010年5月15日 第1刷発行 |
映画やそれにまつわる逸話が多し。俳優についても具体的な話がたくさん出てくる。著者は記録をつけているし。ときどき記憶だが、という但し書きも出てくるが、それはごく少ない。それだけに、記録として後世に残せる内容なのだろう。
タイトルにある、森繁さんの話は何度も読んだものが多い。それでも、ページをめくってしまうのは、小林氏の魅力だろう。
シリーズ「本音を申せば」の楽しさがなんだか感じられなくなっていることがさみしい。
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