[NO.1322] 読書の技法

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読書の技法
佐藤優
東洋経済新報社
2012年8月9日 第1刷発行
2012年9月17日 第5刷発行

速読は何のためにするのか。熟読できる冊数は限られているので、その熟読する本を選ぶために速読するのだという。至極もっとも。今までにも、多くの人から同じ意見を言われたのを何度も目にした。もっと、極端でキャッチーな内容かと思ったが、当たり前の内容が書かれていた。

■p179この観点から、優れた大学受験参考書がある。出口汪『NEW出口現代文講義の実況中継』(全3巻、語学春秋社)

■p195数学
『新体系 高校数学の教科書』芳沢光雄(上下、講談社ブルーバックス)
『もう一度 高校数学』高橋一雄(日本実業出版社)

高校参考書がいいという。たびたび筆者が使う「ビジネスパーソン」がおかしい。読者をどういった層に設定しているのだろうか。もちろん、本書を売るために設定している対象と読み手として設定している対象にはずれがあるのだろうが。