[NO.1320] ひとりよがりのものさし

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ひとりよがりのものさし
坂田和實
新潮社
平成15年11月20日 発行

骨董になんぞ手を出してはいけないと自戒している。しかし、『一万円の骨董・アンティークス (京都書院アーツコレクション)』なんていう本のあることを知ると、その程度だったならいいか? などと気を許してしまいそうになる。

自分への言い訳として、『ひとりよがりのものさし』の世界をライフスタイルに取り入れるのだったらいいかも、と、心は揺らぐ。

大判の写真を見ながら、ぽつぽつと添えられた文章を読んでいると、いろいろ妄想の世界へと浮遊する。

本好きとしては出版社サイトによる紹介

著者自ら選んだ生地に、好みの色を特別に染めた布貼り、函入。見返し、花布、スピンにいたるまで「坂田好み」です。

を読むと、手にして見ざるを得なかった。

巻末に紹介している「美術館 as it is」がいい。

著者による店舗「古道具坂田」のサイトを見ると

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