俳優論 草野大悟 晶文社 1992年1月30日 初版 1992年3月15日 2刷 |
津野海太郎氏の文章の中に本書の紹介があって、手にしたのだったようなきがかすかにします。でも、今となっては、それすらも忘れてしまいました。記憶によれば、巻末にある「優しい男--鼎談・草野大悟の人と仕事 石橋蓮司・樹木希林・斎藤晴彦」を読むことが眼目だったはず。今回、読んでみると、予想とはちょっと違いました。
で、鼎談者の一人斎藤晴彦氏も、先週、亡くなってしまいました。草野大悟氏が亡くなったのは1991年。どうも「芝居」を生業としている方々は、格好よすぎてつらい。
記憶があいまいなこととして、ついでにもうひとつ。1983年12月30日の夜、京都駅前にあったレストランの大きな窓際に座って、一心に読書をしていた姿にどきっとした記憶があります。ブラウン管で見たことのある俳優さんが、ちょっとインテリ風な雰囲気で真剣に本に向かう様子が新鮮だったのかもしれません。
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