自由をつくる 自在に生きる/集英社新書 森博嗣 集英社 2009年11月22日 第1刷発行 |
ご本人は抽象的な内容と記述されていたが、思ったよりもあっけなく短時間で読めた。
世代も手伝ってか、アジテーターのような小見出しにやや違和感を覚える。
結論からいえば、一生生活に困らないだけの蓄えができてしまった著者の立場で、どう自由に人生を選べばいいか、選択するのも自由と言われても、なにおかいわんや。不況のご時世、若い世代にとってはさらに、受け止めてはもらえないだろう。
著者と年代が近い世代にとっては、自分の固定観念を打ち破れとか、マスコミをはじめとした社会に支配され、だまされている常識を見破れといった主張にはピンとくるだろう。
ブログ更新のトラウマ状態に陥らないために、しばらく停止してみたらどうかという提案は、世代にかかわらず、やっている当人には納得できそう。このサイトの更新も、ほぼ停止状態なだけに、すぐうなずける。そのおかげで、約2ヶ月間更新停止していたこの読書録を開き、逆に更新することになった。
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