歳月なんてものは 久世光彦 幻戯書房 2011年10月28日 第1刷 |
幻戯書房という出版社をしらなかったし、久世光彦さんの新刊ということにも不思議な感じがした。「あとがきにかえて」を読んで、そのあたりの理由がわかる。なるほど。幻戯書房は辺見じゅん氏の興した出版社だった。しかも、本書の最終校了日に急逝とも。これも縁か。
っというわけで、選りすぐった原稿を載せてあるのだとのこと。
2部構成で、Ⅰが「鮮やかな人たち」として、TVドラマ関連での人物評。俳優さんの名前が列挙されている。柄本明で始まって森光子で終わる。Ⅱは「本と少年と幻想」として、文学関連の思い出話。洋画の話も混じる。
内容とは関係ないが、値段が税別で2500円也。1990年代にはそんな値段の本もあった。
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