さいたま文学観 企画展「-没後70年-中島敦が見つめた世界」 ■会期:平成24年9月29日(土)~12月2日(日) ■休館日:毎週月曜日(10月8日は開館、翌9日休館)・ 第4火曜日(10月23日、11月27日) ■開館時間:10:00~17:30(入館は17:00まで) |
さいたま文学館で開かれている秋の企画展に行ってきた。12月2日までなので、あわてて出かけた。
実は10月13日に講師:村山吉廣氏(早稲田大学名誉教授)の記念講演会「文人・中島敦-祖父撫山から敦まで」に参加したくて当日の朝に電話したところ、すでに満員だと断られてしまったことがあった。今日はどんなものかと入ってみると、空いていた。企画展の面積が狭いこともあって、展示品の数はさほど多くない。
年配のご婦人が熱心にガラスケースの上にかがみこんで写していた。あとで見ると、「和歌でない歌」の歌稿だった。これなら全集に載っているのにな、とそのときには思ったが、あとから考えると推敲の跡を記録したかったのかもしれない。細い線で書かれた文字は達筆だった。南洋にも持参したという革製の鞄が小さい。現代が大きすぎるのだろう。今回の展示にあたり、協力者欄にお名前があったので、息子さんたちはご存命のようだった。
売店でリーフレットを買って帰る。中身18ページで500円也。協力者の欄に、ご子息の中島桓氏と中島格氏のお名前がある。お元気なのだろうか。
【追記】
後日、データを整理していて、リーフレットをスキャニングしてあったのを発見。本家サイトの画像ディレクトリに入れておくことに。
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