アコギのフレットを見てもらう

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 20年近く前に買ったアコースティック・ギター RareWoodSeriesMH00028T が、このごろ弾きにくくなった気がした。どうも中域から高音部にかけてフレットが減ったように見える。で、ネットで調べてみると、フレットが減った場合には、すり合わせ作業が必要という。それでもダメならフレット交換になるとも。料金はだいたいどこも同じくらい。一応、国産品ながらもハンドメイドだったので、ある程度のお金をかけてもいいかなと思う。

 購入したのは黒沢楽器のお茶の水店なので、そこまでもって行けばいいのだろうが、ちょっと面倒。

 近所の楽器店で相談すると、店長さんでも答えが出せなかった。引き取ったあと、別のリペア専門部門へ運んでから見積もりを出すので、何ともいえないとのことで、らちが明かない。ネットで見ると、最近近所に何軒かの個人工房ができている。ピンキリの様子なので、一番高級品を扱っている工房へ持ち込んでみることにした。

 店主がおひとり。どうもエレキギターがメインで、アコギには詳しくなさそうだった。ここでも、アコギは別のアコギ専門の店へ運んで作業するという。それでも、みてもらった結果、フレットはまだまだ使えるとのこと。この程度では減った部類には入らないと言われて、ひと安心。経年変化によって、ブリッジ部分の表板が盛り上がってきていることと、ネックの反りが原因だろうとのお見立て。昔、先輩から譲ってもらったKヤイリが、とんでもなくブリッジ部分に盛り上がりがあって、そのときにはカワセ楽器で修理してもらったことを思い出す。

 今回は、それほどでもなく、ネックの反りも、弦を緩めてしばらく置けば、少しは元に戻るだろうという。やれやれ。出費がかからなくて、よかった。要するに腕が落ちた(握力が落ちた)だけ。

 それにしても高いギターばかり並んでいたので、見るだけでも楽しかった。50万円近いものがずらり。どれも個人製作のものだという。国産でも、それだけ高額だと、実にきれいだった。