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書店の棚で大きなスペースを占める新書。ときには、何百万も売れる大ヒットが飛び出します。では、「そんなに売れてるのなら」と買って読んでみて、「面白かった」と本当に感じる人はどの程度いるのでしょう。アンケートに基づき、2006年以降のベストセラー新書の「満足度」を測ってみました。
1位「生物と無生物のあいだ」福岡伸一
2位「ルポ 貧困大国アメリカ」堤未果
3位「発達障害に気づかない大人たち」星野仁彦
4位「知らないと恥をかく世界の大問題2」池上彰
5位「差別と日本人」野中広務・辛淑玉
6位「国家の品格」藤原正彦
7位「老いの才覚」曾野綾子
8位「偽善エネルギー」武田邦彦
9位「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」山田真哉
10位「デフレの正体」藻谷浩介
11位「いつまでもデブと思うなよ」岡田斗司夫
12位「日本辺境論」内田樹
13位「葬式は、要らない」島田裕巳
14位「世界の日本人ジョーク集」早坂隆
15位「超バカの壁」養老孟司
16位「100歳までボケない101の方法」白澤卓二
17位「リンゴが教えてくれたこと」木村秋則
18位「ウェブ進化論」梅沢望夫
19位「下流社会」三浦展
20位「悩む力」姜尚中
売れた本と面白かったという満足度とは比例しないのは当然だろう。この発想は「価格com」の「売れ筋ランキング」「満足度ランキング」と同じ。
それでもなお、ここに載っている本自体、ジャーナリスティックな流行の上に乗っている本であるといえる。これを覆すとすると、「地方・小出版流通センター」で扱う本のようになって......。
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