日乘:Note to Self

村上春樹、河合隼雄に会いに行く 村上春樹　河合隼雄 岩波書店 1996年12月5日　第1刷発行 1998年2月16日　第14刷発行

再読。本サイトの読書録を始める前に読んでいたので、再読ではあっても、これまでに掲載はなかった。

『ねじまき鳥クロニクル』を出版した直後で、その内容にからめての話が中心。箱庭療法をたとえに、二人の話は進みます。で、ねじまき鳥を読んでいないとわかりにくい点も。たとえば、穴を掘る......なんぞ、読者は当然のこととして、すでに知っているだろうという前提で会話は進むけれど、いったい何のことなのか。

その昔、こちらの『ねじまき鳥クロニクル』も読んではいたけれど、すっかり内容を忘れてしまっており、ついていけず。まあ、ベストセラーになったのだし、ね。本書も第14刷ってすごい。