むかし噺うきよ噺 小沢昭一 新潮社 1998年8月25日 発行 |
呵々大笑。本書中にも「例の番組」としてラジオで取り上げている内容と重複しているとのこと。まるで、ラジオの語りを聞いているかのような文章。
p53
そうなんです。少年時代のよみがえる時、私は生き甲斐すら覚えるタチの男なんです。いうなれば"少年時代オタク"。ウン、私にも、イイ年をして、夢中になれることがあるじゃありませんか。
これが、本書の眼目だろうな。
それと、おやっと思ったのは、この人、ときどき自分を茶化して面白可笑しく語るところがある。その語り口が、その昔、凝ったことのある泰ちゃんこと殿山泰司に似ていること。意識しているのでしょうねえ。
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