[NO.1025] 和算小説のたのしみ

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和算小説のたのしみ/岩波科学ライブラリー142
鳴海風
岩波書店
2008年3月14日 第1刷発行
2008年6月13日 第2刷発行

こんな本があったことに感謝。見つけたときには驚いた。歴史物や時代小説の中に和算に関連した小説があることは想像がつくけれど、和算をテーマにそればかりを小説にしている作家がおられたとは。著者はそうであると書かれている。これまで一冊も読んだことがないので確認はできていないけれど、そんな方がいたとは。

それにしても、江戸時代の和算。おもしろいテーマ也。大名から貧しい農民にまで趣味として愛好されていた和算。その中には小作民の主婦までいたのだとも。さらに、山間部にまで広まっていたというのもよろし。

算額という風習も面白し。