「社交界」たいがい 山本夏彦 文藝春秋 1999年2月25日 第1刷 |
山本夏彦氏の本はほとんど読んだと思っていた。そんななか、これは未読だった。初出には『諸君』『文藝春秋』連載のもの多し。どこを読んでも(切っても)金太郎飴のように同じ内容が繰り出される山本氏の著作なのだが、本書はとりわけお買い得です。とびきり毒のあるところが目白押し。(他の本にも出てくる)山本夏彦ファンにとっては有名なフレーズ、金言集の数々が、ひときわコンパクトに収録されている。これはもう、宝の山。
■山本夏彦氏(関連)の本について、このブログ(日乘:Note to Self)へ書きためた記事が、だいぶ増えた。今回、それらの記事へのリンク集をつくってみた。 新サイト(ブログ)を開設し、少しずつ記事を引っ越してこようとしているので、古い時期の記事はまだ移転しきれていないため、リンクも切れています。
こうしてまとめてみると、まだまだ未読のものがあることにちょっとうれしくなる。ファン心理というやつ。記憶がどうもあいまいなのだけれど、2006年ころの「今回の課題図書」(読んだリストの覚書)には書いてあって、こちらの読書録「本のあれこれ」にないものがある。
あらためて、また整理しなおさないといけないかもしれない。
NO.021
誰か「戦前」を知らないか /夏彦迷惑問答
山本夏彦著
文藝春秋
文春文庫
NO.069
オーイどこ行くの ――夏彦の写真コラム――
山本夏彦
新潮文庫
平成14年7月一日発行
平成15年10月10日三刷
NO.081
完本 文語文
山本夏彦
文春文庫
2003年3月10日第1刷
NO.103
年を歴た鰐の話
原作者 レオポール・ショヴォ
飜訳者 山本夏彦
文藝春秋
平成15年9月15日 第1刷発行
装画・挿絵 レオポール・ショヴォ
ブックデザイン 斎藤美雪
NO.107
室内1月号(通巻711号)平成17年1月1日発行
工作社
リニューアル記念特別号
NO.135
評伝・SFの先駆者 今日泊亜蘭 ――"韜晦して現さず"の生涯
峯島正行
青蛙房
平成13年10月2日
■目次から引用すれば「戦争下の「高等遊民」―武林イヴォンヌをめぐって」が興味深かったです。つまり、山本夏彦氏とも顔馴染みなんですね。
NO.156
死ぬの大好き
山本夏彦
新潮社
平成10年6月30日 発行
NO.157
一寸さきはヤミがいい
山本夏彦
新潮社
NO.230
百年分を一時間で/文春文庫128
山本夏彦
文藝春秋
平成12年10月20日 第1刷発行
NO.239
中央公論 昭和16年9月号 第56年第9号 第649号
p205
文學青年論(山本夏彦)所収
NO.241
世はいかさま/夏彦の写真コラム
山本夏彦
新潮社
昭和62年11月5日 印刷
昭和62年11月10日発行
NO.243
夏彦の影法師/手帳50冊の置土産
山本伊吾
新潮社
2003年9月25日 発行
NO.244
『室内』40年
山本夏彦
文藝春秋
平成9年3月30日 第1刷発行
NO.453
最後のひと
山本夏彦
文藝春秋
1990年1月1日 第1刷発行
1991年1月20日 第4刷発行
NO.640
その時がきた
山本夏彦
新潮社
平成8年7月25日 発行
平成8年8月30日 2刷
NO.642
世は〆切
山本夏彦
文藝春秋
平成8年1月15日 第1刷発行
平成8年2月1日 第2刷発行
NO.669
最後の波の音
山本夏彦
文藝春秋
平成15年3月15日 第1刷発行
NO.804
魔法使い・山本夏彦の知恵
小池亮一
東洋経済新報社
1999年11月18日 発行
NO.809
昭和恋々/あのころ、こんな暮らしがあった
山本夏彦・久世光彦
清流出版
1998年11月20日 第1刷発行
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