黒猫の三角/講談社NOVELS 森博嗣 講談社 1999年5月5日 第1刷発行 |
まさかと思ったら、最期に大どんでん返し。探偵役が犯人だった。これって、アクロイド殺人事件が嫌いな読者にとって、同じ種類の嫌気がさすばかり。なんだかなあ。
なにしろ、このVシリーズを飛ばしてGシリーズを先に読んでしまっている身にとっては、探偵保呂草潤平は度々登場して顔なじみであり、まして本シリーズはこれから保呂草潤平を語り手として続くのだ、という先走った知識があったものだけに、いやはや驚いたのなんのって。
一番最後に、外国へ行っていたという本物の保呂草潤平が登場することで、そりゃあ多少は裏切られたような気分も緩和されたけれど。
コメント