日乘:Note to Self

封印再度／講談社NOVELS 森博嗣 講談社 1997年4月5日　第1刷発行

　事件そのものよりも、ここで登場する「無我の匣」と「天地の瓢」が面白し。このアイディアは拍手もの。
　鍵が溶けて短刀になるという発想は思いつきませんでしたね。

　しかし、本当に６０度くらいの温度で融解する金属が、素人に入手できるのだろうか、と疑問。
　易融合金（いゆうごうきん）。調べてみるとあるのですねえ。