ユリイカ/特集 中上健次/10月号 第40巻11号(通巻556号) 編集人 山本充 青土社 2008年10月1日 発行 |
出版社サイトに目次。
年表(編=高澤秀次)を見ていて、あれま。
p216
1968年(昭和43年)22歳
「日本語について」が、第11回群像新人文学賞の最終選考で落選。
この年、『三田文学』(遠藤周作編集長)を介して柄谷行人と知り合い、交友が始まる。柄谷行人のすすめでフォークナーを耽読。
この頃、地元の郷土史家・清水太郎を通じて雑賀(さいか)孫市伝説を知る。
柄谷氏との交友はこんなにも早かったとは、ついぞ存じませんでした。意外。もっと後かと思ってましたね。 どおりで、後年の対談での間柄に納得。たとえば『小林秀雄をこえて』。
これじゃあ、中上氏が若くして亡くなったときに、柄谷氏がどれだけさみしがったのか、納得。
今も存命だったなら、さぞや現代文学界は面白かったことでしょうに。
表紙の写真が若い。
コメント