図説 永井荷風/ふくろうの本 川本三郎 湯川説子 河出書房新社 2005年5月20日 初版印刷 2005年5月30日 初版発行 |
以前、手にした類書では戦後に焦点が当てられていたのに対し、本書は偏奇館時代にもページを割いているので、その分だけ満足。取り立てて新しい内容があるわけでもないけれど。
写真もそこそこ。著者が川本三郎さんなので安心。もうお一方、湯川説子氏は荷風関連で企画展を担当された江戸東京博物館学芸員。ということで、まずまず。
それにしても、偏奇館内部の写真というのは少ない。間取り図なんぞはどうなんでしょう? 新潮社版の『新潮日本文学アルバム23』と比べてみましょうか。
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