[NO.784] 東京読書/少々造園的心情による

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東京読書/少々造園的心情による
坂崎重盛
晶文社
2008年1月31日 初版

 もったいなくて、なかなか読み進められなかった本。何しろ、『超隠居術』から『蒐集する猿』まで魅力あふれる坂崎氏の東京本紹介なのですから。
 『環境緑化新聞』に毎回掲載された原稿をまとめた内容。毎回、1冊を取り上げているけれども、その中にまた数多くの東京本が紹介されており、その冊数たるや目が回るばかり。とばし読みがもったいないのです。

 上記新聞に掲載していた分として、すでに『東京本遊覧記』(晶文社)が出版されていたとのこと。知らなかったので、早速探さねば。

 サブタイトルに「少々造園的心情による」とあるのは、川上澄生氏の『明治少年懐古』の元本が「少々昔噺」と題されていたのに倣(なら)ったのだとも。『明治少年回顧』も探さねば。どうせ古書では無理としても。
 ......ネットで注文してしまいました(笑)。なんともはや。

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p20
『江戸扇子』大庭柯公・中公文庫
『団扇の画』柴田宵曲・岩波文庫

p21
『文学・東京散歩』柴田宵曲・日本古書通信社刊
『煉瓦塔』柴田宵曲・日本古書通信社刊

p22
『東京1934~1993』桑原甲子雄・フォト・ミュゼ

p25
『東京十二契』野坂昭如・文春文庫

p30
『江戸年中行事』三田村鳶魚・春陽堂
『東京年中行事1・2』若月紫蘭・朝倉治彦校注・平凡社
『東京生活歳時記』社会思想社編・社会思想社
『江戸東京の年中行事』長沢利明・三弥井書房
『現代こよみ読み解き事典』岡田芳郎・柏書房
『風物ことば十二ヶ月』萩谷朴・新潮社
『江戸川柳――庶民の四季』藤田良寛・泰流社
『新訂・東都歳時記上・下』市古夏生・鈴木健一校訂・ちくま学芸文庫
『新訂・江戸名所花暦』市古夏生・鈴木健一校訂・ちくま学芸文庫
『『半七捕物帖』大江戸歳時記』今井金吾・ちくま文庫
『明治東京歳時記』槌田満文・青蛙房

p80
『ぼくの浅草案内』小沢昭一・ちくま文庫

p90
『琥珀色の記憶――時代を彩った喫茶店』奥原哲志・河出書房新社

p92
『喫茶店の時代』林哲夫・編集工房ノア

p104
『大東京繁昌記(山手篇)』島崎藤村・有島生馬・徳田秋声・高浜虚子・谷崎精寺二・平凡社ライブラリー
『大東京繁昌記 (下町篇)』平凡社ライブラリー

p131
『江戸諷詠散歩』秋山忠彌・文春新書

p139
『異都発掘』荒俣宏・集英社文庫

p143
『日本橋檜物町』小村雪岱・中公文庫・平凡社ライブラリー

p198
『東京市電名所図絵』林順信・JTBキャンブックス
『なつかしき東京』石黒敬章・講談社カルチャーブックス

p313
『鹿鳴館を創った男――お雇い建築家 ジョサイア・コンドルの生涯』畠山けんじ・河出書房新社
p317
『帝都東京・隠された地下網の秘密』秋葉俊・新潮文庫

p337
『新撰東京名所図会 上野公園之部(上)』東陽堂