気になる言葉、気が散る日々 青山南 本の雑誌社 1998年8月25日 初版第1刷発行 |
これも『本の雑誌』に連載していた内容を中心にまとめたもの。1993年5月号~1997年12月号掲載。それにしても、青山南氏と本の雑誌という取り合わせは、当時から妙な印象がしていたけれど、どういう経緯から掲載が始まったのやら。
アメリカの書店での話。
p132
書店ではあらゆる棚に値段がついている、というものなのである。入り口に棚においてほしいのならいくら、レジの前に置いてほしいのならいくら、通路沿いの目につく棚においてほしいのならいくら、と値がついていて、出版社はそれ相応の金を払って、並べてもらっているという話なのである。
すごい話です。日本では?
p133
それが、「本がますますテニス・シューズのようにあつかわれるようになってきた」......略
このフレーズ「本がますますテニス・シューズのようにあつかわれるようになってきた」というのも、いやはや。
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