[NO.647] 江戸の出版

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江戸の出版
中野三敏 監修
ぺりかん社
2005年11月25日 初版第1刷発行

 ぺりかん社刊行『江戸文学』15号・16号特集「江戸の出版」を中心に復刊した内容だそうです。しっかりした内容の特集のほか、対談からコラムまで読みでがありました。近代諸外国出版事情という特集(ドイツ、フランス、中国、イギリス)まで幅広く入っています。

座談会[江戸の出版(上)「板本をめぐる諸問題」]=中野三敏・市古夏生・鈴木俊幸・髙木元
座談会[江戸の出版(下)「板元・法制・流通・享受」]=中野三敏・市古夏生・鈴木俊幸・髙木元/万葉集出版小史=鈴木淳
深江屋太郎兵衛の出版活動=雲英末雄
「日本小説年表」考-黒本・青本を中心に=木村八重子/浄瑠璃中字正本刊行=時松孝文
歌舞伎の出版物を読む-江戸の上演システム・「東海道四谷怪談」のことなど=赤間亮/絵草紙屋追懐=鈴木俊幸
東京鳳文館の歳月(上)=ロバート・キャンベル
東京鳳文館の歳月(下)=ロバート・キャンベル
近世における重版・類版=市古夏生/敦賀屋久兵衛の出版活動=渡辺守邦+柳沢昌紀/俳諧「摺物」事情-文政期上方を中心に=加藤定彦/合巻の検閲=佐藤悟
武鑑の出版と書物師出雲寺-十代目源七郎一件を中心に=藤實久美子/新発田藩版とその原版=高橋明彦
[古書春秋]ベルヌーイの虫干し=八木敬一
本の取り扱い方、読み方=長友千代治/年代記絵抄=八木敬一
和本の汚れを除く法=長友千代治
[近代諸外国出版事情]【一】ドイツ=池田紘一
【ニ】フランス=長谷川輝夫
【三】中国-明末の出版事情=大木康
【四】イギリス-近代出版への歩み=清水一嘉
大名の詩集=斉田作楽
題簽(だいせん)の大きさ=長友千代治
記録表紙、記録書=長友千代治
あとがき=中野三敏
執筆者紹介