日乘:Note to Self

読書中毒／ブックレシピ６１／文春文庫 小林信彦 文藝春秋社 ２０００年５月１０日　第１刷

　『小説探検』（本の雑誌社・1993年10月）を改題して第1部とし、第2部は「週刊文春」（1996年4月25日号～1997年11月20日号）の書 評なのだそうです。『小説探検』は既に持っていたので、再読になりますが、やっぱり面白く読めました。目の付け所が面白いのでしょうね。

　小説の描写が視覚的になってきたのが現代の特徴であると、繰り返し述べていました。映画の影響でしょう。そういえば、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』以後、タイムトラベルの描き方が変わったと、別のところで小林氏は書いていました。