片岡義男[本読み]術・私生活の充実 片岡義男 晶文社 1987年12月5日 初版 1989年2月10日 2刷 |
不思議な本でした。この本があったことを、すっかり忘れていました。片岡義男氏らしい面白いページに惹かれましたが、バブル期の馬鹿馬鹿しかった雰囲気を思い出させる箇所も。
紹介している本、そのすべてが洋書です。巻頭の著者近影には笑ってしまいました。(撮影時で計算しても)50歳近い年齢で、この写真(のポーズ)には無理を感じます。
p30
ぼくはテーブルに足をあげるのが子供の頃から好きで、ホテルのコーヒーショップやロビーではこれが出来ないですけれど、部屋なら自由ですね。......
いくら子供の頃から好きだったとしても、ですねえ。たしかに、当時、FM東京『気まぐれ飛行船』は聞いていましたし、『ぼくはプレスリーが大好き』も愛読書でしたし、けっして著者のことは、いまも嫌いではありません。ここで強いてあげるなら、当時の雑誌『ポパイ』文化が嫌いだったのかもしれません。
角川の雑誌『野生時代』はほとんど買ったことがなかったことに気がつきました。『スローなブギにしてくれ』も読んだことも観たこともなし。南佳孝のテー マソングが嫌。同じ福生が舞台でも、大瀧詠一の方は大好きでした。しかし、これもよく考えてみれば、80年代になって売れ出す前のことなので......。アーカイブス1へ
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