[NO.569] 面白すぎる日記たち/逆説的日本語読本/文春新書042

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面白すぎる日記たち/逆説的日本語読本/文春新書042
鴨下信一
文藝春秋社
平成11年5月20日 第1刷発行

目次
第1章 日記はいつ書くのか
藤原師輔、アンディ・ウォーホール、原田熊雄、古川ロッパ、入江相政
第2章 天候・気象のこだわり
藤原定家、樋口一葉、石川啄木、岡本綺堂、永井荷風、山崎晃嗣(光クラブ事件)
第3章 災厄の中で―震災日記・獄中日記・病中日記
岡本綺堂、大塚英子、鳥居甲斐、小津安二郎、磯部浅一、正岡子規
第4章 日記はなぜ隠すのか
大塚英子、某農学校教諭、青木正美、徳冨蘆花、石川啄木
第5章 夢日記の魔力
明恵上人、正木ひろし、横尾忠則、島尾敏雄
第6章 同日日記の並べ読み
重光葵、木戸幸一
第7章 文語体・候文・口語体
木戸幸一、山田風太郎、大宅壮一、徳川夢声、清沢洌、高見順
第8章 戦いのさなかで
太田慶一、長尾和郎、榊原政春、宇垣纏(まとめ)
第9章 日記にあらざる日記
「ヒロシマ日記」、板倉勝宣「山と雪の日記」

 日記を読むのは面白いものです。これまでも何冊も読んできました。しかし、こういうタイトルの本が出ていたとは知りませんでした。
 個人全集には書簡集と並んで日記が入る場合もあります。この手のものは公開を意識したものが多いのでしょうけれど。古書店では、手書きの日記が出ることもあるといいますが、さすがに自分で手にしたことはありません。