本の未来 富田倫生 株式会社アスキー 1997年3月1日 初版発行 |
ちょうど10年前に出版されています。当時はWin95の時代。まだ、パソコン通信ニフティサーブも健在だったころ。
そういえば「エキスパンドブック」なるソフトもありました。CDロム版で入手したように覚えています。今や、どこへいったものやら。
あの当時、本好き(活字好き&テキストファイル好き)にとって、ある種、未来が輝いて見えたようでした。それから10年。古本の世界は、ネットによって検索・入手が手軽になりました。サイト「日本の古本屋」は、一撃で検索できます。一定の金額さえ出す気なら、昔のように足を棒にしながら都内はもとより、横浜まで古書店を探し歩く必要が無くなったとも言えます。(もちろん、掘り出し物を見つける歓びは別としてですが)。
この10年間には、「青空文庫」の健闘ぶりにも目を見張るものがありました。最近でこそ買わなくなりましたが、「電子文庫パブリ」も一時、愛用したものです。今や、すっかり忘れていました。
本書を読んで、当時の熱かったころを思い出しました。ハイパーテキスト!
附録にミニCDロムが付いていました。
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