ねじとねじ回し/この千年で最高の発明をめぐる物語 ヴィトルト・リプチンスキ 春日井晶子 訳 早川書房 2003年7月10日 初版印刷 2003年7月15日 初版発行 |
大変失礼ながら、前評判ほどではありませんでした。(いくつかの書評で見て、勝手ながら期待していたもので。)確かに、ねじとねじ回しが人類にとって、この千年間で最高の発明であると言われれば、そうかもしれないと納得します。しかし、本書ではその具体的な点が、どうも曖昧なまま終わってしまっているような気がしました。この違和感はなんでしょう。妙にしっくりしません。
ねじとねじ回しの歴史が、図版も豊富に描かれています。技術史における役割や位置づけもわかりました。でも、もう一歩、わくわくさせて欲しかったといっては失礼でしょうか。
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