[NO.399] お屋敷拝見

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お屋敷拝見
文 内田青蔵
写真 小野吉彦
河出書房新社
2003年4月20日 初版印刷
2003年4月30日 初版発行

「お屋敷」というだけあって、建てられてときには個人の邸宅だったものばかり。『日本の名景 洋館』と比べると、カラー写真が少なく残念。そのかわり、解 説が充実しています。当時は洋館と和館が併設されていたのが当たり前。それぞれ使われ方に役割が分担されていたといいます。まあ、衣服が洋装と和装があっ たのと同じですね。藤森照信氏の著作を読むと、いろいろ出てきましたっけ。
 そうした視点から考えるに、当時の敷地内全部の見取り図も欲しくなりました。(本書は建物の図面が掲載されています。)

 門の位置、庭園や和館との配置など、当時の使われ方を知る手がかりは無いものでしょうか。都市部であればあるほど、敷地は狭くなってしまっています。