[NO.370] 日本の美術7 No.446 擬洋風建築

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日本の美術7 No.446 擬洋風建築
清水重敦
至文堂
2003年7月15日 発行

 擬洋風建築とは、幕末から明治にかけて、洋風とも和風ともつかない、ある種の熱を帯びたような建築群を指し、これらは主に近世以来の技術を身につけた大工棟梁によって設計、施工された建築である。と書かれています。
p17
 西洋建築に由来する形をもちながら、その細部やプロポーションは自由な変形を受け、そして洋風、和風、時には中国風の要素が混合されている。それらは一瞬のきらめきを放った後、明治二十年代には本格的な様式をまとった西洋建築に取って代わられ、建てられなくなっていく。

 地方小学校に残されている例が多いとのこと。