日本の民家1952/岩波写真文庫〈復刻ワイド版〉85 監修・写真 石原憲治 岩波書店 1952年11月25日第1刷発行 1988年19月28日復刻ワイド版第1刷発行 |
復刻版です。資料としての価値。到底、現在では目にすることのできない貴重な写真ばかり。「民家」というタイトルですが、すべて農家の写真です。ところ どころには、生活している人々の姿も挿入されていました。地方の有力な家だからなのでしょうが、清潔でこざっぱりした身なりの人々と、そうでない人との ギャップが見られます。
目に付くのは藁と木材、土壁。土間があって家の中心には囲炉裏。アルミサッシもフローリングの床もありません。今とは台所が一番違うのかもしれません。
p58 カマとクドといろり
というタイトルがありました。ここで、はたと詰まってしまったのが「クド」という言葉。「クド」とはなんぞや。調べてみると何でもありませんでした。かまどのことのようです。西洋クドなどという単語まで出てきました。
しかし、ここで別の疑問がわいてきました。同ページの説明の中に クドは五つクド、七つクドなど奇想の数をならべ中央に焚口がある とあります。なぜに奇数なのでしょうか。
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