ぬっとあったものと、ぬっとあるもの/近代ニッポンの遺跡/IS別冊 編集人 山内直樹 ポーラ文化研究所 1998年10月25日 第1刷発行 |
期待したほど(何に期待したのかによりますが)ではありませんでした。サブカル的な対象物を扱うスタンスとでもいいましょうか。こういった対象物が好きな方にとっては、たまらない内容なのかもしれません。
目次
木下直之 大船観音山中出現記
橋爪紳也 「ヒトガタ」の建築
山下裕二 太陽の塔――つきつけられる原風景
永井良和/橋爪紳也 ぐるぐる回る展望台
船越幹央 屋上の奇妙な物体
ピーター・ミュソップ ゴジラがぬっと現れた東京
石山修武 二十世紀は奇妙な時代であった――摩天楼と煙突
橋爪紳也 「城下」が生みだす物語――天守閣と高層庁舎
小椋純一 お山にのぼる
鎌田東二 高さと遠さ、そして奥のコスモロジー
土田ヒロミ カラー写真撮影
写真説明/執筆者紹介/資料提供・協力者一覧/編集ノート
p161 写真説明から
大船観音像/千葉ポートタワー/加賀観音像/牛久阿弥陀大仏像/木造富士/上野大仏/太陽の塔/原爆ドーム/東京タワー/南蔵院釈迦涅槃像/豊国神社一の鳥居/超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔/通天閣/京都タワー/凌雲閣
(浅草)/ゴジラ、東京上陸/東京都北清掃工場煙突/大阪城/東京都庁/靖国神社鳥居/宝塔/世界平和大観音像/池袋サンシャインシティ
上記からも、どれだけ幅の広い内容か、推測できるのではないでしょうか。写真はカラーで、どれも美しいものばかりです。知らない対象物も、たくさんありました。東京タワー建設時の何枚かの写真は、最近映画の影響から目にしたものもありました。
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