本棚が見たい! 特別編/いつまでも読書中 坪内祐三 |
特集:さようなら、坪内祐三 「いない」ことで、ずっと僕たちの中に「いる」 重松 清 ツボちゃんのこと 佐久間文子 坪内番編集者座談会/編集者気質と好奇心 飯窪成幸・江木裕計・嶋田哲也 東京外骨語大学の頃 内堀 弘 破門された私 藤中浩平 坪ちゃんありがとう 田口久美子 追悼のことば/さようなら、ツボちゃん 福田和也・中野翠・柴﨑淑郎・嵐山光三郎・飯田昌宏・永栄潔・長塚圭史・増田結香・森山裕之・杉作J太郎・内藤誠・長谷川森人・新元良一・南伸坊・佐野衛・クラフト・エヴィング商會(吉田浩美・吉田篤弘)・壹岐真也 倶楽部カメグロ対談/ロング・インタビューのころ 亀和田 武vs目黒考二 マイルストーン時代の坪内祐三 一志治夫 従弟・坪内祐三君を悼む 坪内文生 神経のふれかた 橋本倫史 酒中日記外伝座談会/オフサイドトラップに気をつけろ!? 赤井紀美・安藤善隆・金寿煥 三角窓口/読者の送る言葉 坪内祐三の10冊/メディアとしての坪内祐三 平山周吉 追悼のことば/ありがとう、ツボちゃん 泉麻人・石田千・荻原魚雷・四方田犬彦・畠中理恵子・和久井光司・川本三郎・岸本佐知子・浅生ハルミン・松尾潔・向井透史・瀬尾佳菜子・内澤旬子・谷村友也 おじさん二人組、教わった店でツボちゃんを偲ぶ 坪内さんに教わったお店 坪内祐三年譜 川口則弘 同時代史を書き続けた人 平山周吉 |
なんだかナンシー関が亡くなったときのことを思い出す。あまりにも突然なので。
それまでなんとなくもやっと気になっていたのが、本の雑誌でツボちゃんのことを意識したのは、新宿で殴られて意識不明の重体になったときだった。あれが2000年の暮れだから、もう20年も前になるのか。ついこのあいだのことのようだ。そのときにツボちゃんと同行していた松田哲夫だって、TBSテレビ「王様のブランチ」の本を紹介するコーナーでは二日酔い状態もたびたびのことだった。武勇伝には事欠かない。
今月号の「本棚が見たい」はツボちゃんの仕事場。亡くなったままという。生活感が出ている。
坪内祐三追悼特集が、ほぼ雑誌の半分を占めている。白黒ですべてスキャンした。どこかにも出ていたが、本の雑誌が千円を超えてしまった。分厚い。
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【ツボちゃん特集以外から】
P116
新刊めったくたガイド
●冬木糸一
人類の理性と共感を信頼する
ピンカー『21世紀の啓蒙』
スティーヴン・ピンカー『21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』(橘明美・坂田雪子訳/草紙や上下各2500円)
やっぱり、冬木さんのコーナーは面白い。昔は、こんな分野を紹介してくれる「めったくたガイド」は皆無だっただけに、新鮮な感じがしてうれしい。
P158
連続的SF話●431
喫茶店が好き
●鏡明
喫煙席消滅の衝撃とモンシェリのコーヒーの記憶
塩沢槙『東京ノスタルジック喫茶店』河出書房新社、2009年
ネットで見ていて、これには「続」が出ていたことに気づく。
塩沢槙『郷愁の喫茶を訪ねて 東京ノスタルジック喫茶店2』河出書房新社、2011年
この春から、都内の飲食店では禁煙のはず。コロナで出かけていないので、まったくわからない。とりあえず、鏡明さんがお元気だということで、なにより。
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