[NO.1387] 金曜日の本

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金曜日の本
吉田篤弘
中央公論新社
2017年11月25日 初版発行

クラフト・エヴィング商會のお一人吉田篤弘氏による本。面白かった。

著者が12歳までの出来事を書いたという。間に小説が一編はさまれている。

小学生時代の本にまつわる話だけでなく、細かな逸話がどれも懐かしい。

p58)
初めてビートルズを聴いたのもその青いラジオからだった。みのもんた氏がDJをしていた番組のテーマソングが「カム・トゥゲザー」だった。
真っ暗にした部屋で、それは枕の下から聞こえてきた。

この番組は文化放送だったのではなかったかな。TBSで大橋巨泉のポップスナウが続いていたような。秋川リサの「サムシングエルツ」とかいう短い番組もあった。

「ほんのひきだし」なるサイトにて、本書の紹介あり。リンクこちら

世田谷文学館の企画で、挿入されていた小説が出版されたのだという。世田文には最近出かけていないので、どうなっているのだろうか。